未病の原因

未病の原因

運動不足やストレスといった肉体的、精神的原因の他に、pM2.5に代表される大気汚染、産業廃棄物による水や海洋の汚染、環境の影響が私たちの健康や病気に影響しています。

未病の原因

pM2.5に代表される大気汚染、抗生物質で代表される食物の汚染、産業廃棄物による水や海洋の汚染等のように環境の影響が様々な形で私たちの生活に影響しています。人と環境の間の関係性を踏まえて医学的に根源的な治療が必要とされています。特にがんや高血圧、糖尿病などの慢性疾患、小児の発達障害、アレルギー等は、近年、環境の悪化とともにますます増加しており、特に環境の影響が強い疾患に対しては、多くの場合、日常生活での生活習慣における対応が大切になっていますが、これから『未病治』が必要とされるところです。

 

未病の原因は?

一般的に、運動不足や拒食、過食など身体に負担がかかること。人間関係などのストレスはココロに負担をかけます。また、近年は環境の悪化により、空気、食料や水の汚染が心身に負担をかけ問題視されるようになってきました。

 

西洋医学と東洋医学、それぞれの原因の考え方

西洋の考え方


西洋では、ルネ・デカルト以後、縦割り的認識が基本となり、こころと身体は別物であるという考え方が支配的となってきました。西洋医学でも臓器別の縦割り診療科などその傾向がありますが、次第に物質的な要素だけではなく、精神的な要素が多いストレスや実体の掴みにくい環境も重視されるようになってきました。その点では、東洋と西洋が近づいてきているといえます。

東洋の考え方

東洋では、こころや身体、環境との関連について積極的なアプローチがなされてきました。

心身一如(こころへのアプローチ)

仏教の考え方で、心と体はお互いに強く影響しあっており、個別では考えられないという考え方です。心身医学で重要な概念となっています。この言葉の由来は従来から「道元の言葉」とされています。

大宇宙と小宇宙(環境へのアプローチ)

人体(小宇宙)を大自然(大宇宙)の一環としてとらえ、ひとつの自然(宇宙)のような統一体を成しているという考え方…「天人合一思想」です。人体の機能が自然と相応しているとし、人間は時の移り変わり(時間)、自然環境(空間)というものに影響を及ぼし合っていると考えています。

「未病の原因」と「自然との調和」

以上のような東洋医学の考え方を推し進めていきますと、自然には一定のリズムやパターンがありますが、ヒト生命体は、その自然と一体をなして調和しているということになろうかと思います。この自然のリズムやパターンから外れると、それが未病の始まりということになります。つまり、未病の原因とは、「自然との不調和」であり、“証“をたて診断することは、「自然のリズムやパターン」との差異を調べることになります。このことは現在、生命研究に【物理学の非平衡熱力学】が重視され、私たちの細胞一つ一つは、非平衡熱力学という物理学の法則により、外界の環境の影響を受けて生命活動を行っているとされていることと通じるものがあります。

未病治と生態学的転回

生態学とはエコロジーのことです。現在は地球規模で環境の悪化が進み、それが様々な点で人間生活に影響与えるようになってきています。そのため、環境と人間の間の関係を探求する必要が生じてきており、様々な社会領域において生態学的転回がなされています。生態学的転回とは、知覚、行為、コミュニケーション等の経験に則しながら、人間と環境の関係を原理的、哲学的次元で再検討する試みを指します。生態学を通じて環境を考えざるを得ない時代が到来しているといえます。
医療も例外ではなく、生態学的転回、すなわち環境を考える時代に入っています。pM2.5に代表される大気汚染、抗生物質で代表される食物の汚染、産業廃棄物による水や海洋の汚染等のように環境の影響が様々な形で私たちの生活に影響しています。人と環境の間の関係性を踏まえて医学的に根源的な治療が必要とされています。特にがんや高血圧、糖尿病などの慢性疾患、小児の発達障害、アレルギー等は、近年、環境の悪化とともにますます増加しており、医療における生態学的転回が必要とされています。特に環境の影響が強い疾患に対しては、多くの場合、日常生活での生活習慣における対応が大切になっていますが、これが『未病治』ということに他なりません。

 

 
 
 

 

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